介護利用者が増加の一途となり、介護の幅も非常に広くなってます。
介護は利用者ありきのものですから、介護利用者の状態によってサービスの提供方法も大きく違ってきます。
また、介護と一言にいっても高齢者向けの介護だけでなく、体の不自由な方の介護や心の介護を必要としている人もいるため、多種多様なサービスの提供が期待されています。
そのなかで、介護職に関する国家資格もいくつか用意され、仕事の内容に応じて資格の範囲が細分化されています。
介護に関する具体的な資格として挙げられるものとして、介護福祉士や社会福祉士、精神保健福祉士といった三福祉士の資格があります。
いずれの資格も、介護事業を提供する事業所に勤務し、介護の専門職員として最前線で仕事を行っています。
介護福祉士は、介護の専門家として介護の方法や具体的な提供方法等を管理し、効率的な介護を行っていきます。
社会福祉士は、介護の社会的制度等に精通し、介護のための保険や法的な支援などを受けるための各機関との橋渡し的な役割をします。
最後に、精神保健福祉士は精神的な介護を必要とする人のサポートを行うため、心理学などを学習し介護に役立てます。
これらの資格は国家資格であるため、所定の国家試験に合格しなければなりません。
また、受験のためには実務経験が必要であるため、取得を希望する人は専門学校等に通い、所定の授業や作業を経て学校を卒業する必要があることがこれらの資格の特徴です。